私にとって子育ては楽しくもラクなものでもありませんでした。
子どもには自分とは違った個性があり、自分が育ってきた経験はまったく参考にはなりませんでした。
それでも、日々子どもは成長していくので、そのとき出来ることを自分なりに考えてやるしかありませんでした。苦しかった。
子どもは、あまりにもうまくできないことが多かったため
「今出来ない。」が「未来もずっと出来ない。」と同義語になってしまい、自分から何かをやろうとすることはありませんでした。何をやらせるのも大変でした。
普通の子どもなら、なんなくできることも、何度も練習して努力しなければできないのはもどかしいことでしょう。
私も、全てを普通にできるまでやっていたら、毎日の時間の全てが練習ばかりになってしまうのがかわいそうで自分もつらくて、できないままで見逃してきたことがたくさんあります。
しかし、これから自分の世界を切り開いていくには、できるようになっていく必要があることがまだまだあります。いつやるの。今でしょ!
「今出来ない。」が「未来もずっと出来ない。」と同義語ではないことを信じるにはやるしかない。
最近、やればできるかもしれない。と思い始めた長男。
手が不器用で困っているので、トランプを使って紙をそろえたり、数えたりする練習を始めました。
地道な練習です。ただやるのではつまらないので、ここにちょっと一工夫。
タイムを計って記録するようにしました。なぜか数字好きな長男。これがはまったようです。
ここでも活躍しているのがiPhoneです。
使うのは時計のストップウォッチ機能です。
タイムの変化が楽しみにつながって、回数も多くできるようになってきました。
トランプをキレイにふくことですべりがよくなり、それだけでも5秒は違うことが分かったり。
自分で考えることにもつながっていったらいいな。と思うのです。
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