今年の終戦記念日 テレビが教えてくれたもの

今年の夏は、いつもの夏より戦争の映画やテレビが多かった気がします。

戦後70周年が影響しているのでしょうか。

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今まで戦争映画は自分から好んでは見ませんでした。悲しくなってしまうのがいやだったのです。

今まで私の周りで戦争のことを語る人々は、当時と今を比べて今の批判につなげる人ばかりだったので、そのときの気持ちに共感することは正直できませんでした。

しかし、『永遠の0』をきっかけにそれぞれの時代を生きた人の感情に触れて、その時代を生きた人々の【誰かを思う思い】に心が動かされました。

『生まれ変わってでもあなたのもとに戻ってきます。』

といい残しながら、特攻を選択した宮部 久蔵。

しかし奥様は後にその意味を知ることになります。

時代の中で、流されずに自分の意思を貫いて生きた人の生き様が伝えるものが確かにありました。

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そして、15日放送の【私たちに戦争を教えてください】は圧巻でした。

番組中で語られるそれぞれの体験は、感情を押し付けるでもなく、それぞれの体験者が自分の当時をかみ締めるように静かに穏やかに伝えられました。戦争が人をどう変えるのか、そして戦後、どんな感情を背負って生きてきたのか。70年経ったからこそ、静かな言葉で冷静に伝えられる重みを感じることができました。

自分も子どもを育ててみてわかる家族の思い、人が人でいられなくなる戦争という悲劇。終わった後も心に傷を残し、それを背負って生きなければならない。

番組の中で、印象的なシーンがありました。

パラオで生き残った日本兵とその投降を受け入れてジープに乗せたアメリカ兵

その二人の再会です。

「私を撃たないでくれてありがとう。」

そう言って泣きながら抱き合う二人の老人の姿に一緒に涙しました。

戦う相手も人なのだ。

戦争は起こしてはいけない。

今までに無く、そう強く感じた終戦記念日でした。

普段はあまり見ないテレビ、見てよかったな~。

そして、今まで通りを乗り越え、未来を作るために今を淡々と生きたいと願いました。

 

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