本は、いつも読んでいます。
本棚の前に行って、そのとき気になる本を出してきて読みます。
なので、どの本も数回読むことになります。
今回手に取ったのは、去年話題になったこの本
『嫌われる勇気』 岸見 一郎 古賀 史健 著
なぜだか、「こんなはずではない。」と思うような出来事が続いて、「自分でも納得がいかない。」と気持ちの整理がつかなくて、モヤモヤ、いらいらしていたのでその答えを探していたのかな。
以前に読んだときとは自分の状況が違っていたので、今回は響くところが断然違いました。
今回響いたメッセージは、「変わりたいのに変われない。」の理由を説明しているこの部分。
「ライフスタイルを変えようとするとき、われわれは大きな”勇気”を試されます。変わることで生まれる「不安」と変わらないことでつきまとう「不満」きっとあなたは後者を選択されたのでしょう。」
~『嫌われる勇気』より抜粋~
変えることで生まれる「不安」を感じたくなくて、不満な現状を変える勇気が足りてない。
ビンゴ過ぎて、頭を殴られたような気がしました。
そして、もうひとつ響いた部分 「課題の分離」
対人関係に苦しむのはこれができていなかいから。
どこまでが自分の課題で、どこからが他人の課題なのかを冷静に線引きする。そして
「他人の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。」
これがアドラー心理学の画期的視点になります。
~『嫌われる勇気』より抜粋~
確かに
子育てに関しては子供の課題に介入しすぎて、子供が困難に立ち向かう力を奪い、
自分の課題には環境や他人を介入させてできない理由をさがして、結局はそれを引き受ける勇気が足りてない。
残念な自分の姿がくっきりです。
しかしここで終わらないのがいいところです。
「これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない。」
要は、今ここから変えたらいい。と言っているわけです。
変えることは勇気がいること。
変えることで起こる不安と、変わらないことで得る安心。しかし不満な気持ちは残り続ける。この心のシーソーゲーム。
どこまで行ってもテーマはやっぱり”勇気”なのでした。
この記事へのコメントはありません。